ゴルフのグリップの握り方 完全ガイド|左手→右手の5ステップ・3種類の選び方・NG例【体感ドリル付き】
「グリップって、結局どの握り方が正解なの?」
「フックやスライスが治らない、原因は手元かもしれないと感じる」
「インターロッキング、オーバーラッピング、テンフィンガー—違いが分からない」
このどれかに心当たりがあれば、答えはこの記事の中にあります。20年ゴルフを続けてきたほりまるが、手の大きさ別の正しいグリップの握り方と選び方、方向性を安定させてバーディーチャンスを増やす方法を、実体験を交えて解説します。
結論を先に言います。グリップ選びの一番の目安は「手の大きさ」です。ただし、手の大きさはあくまで判断材料の一つです。一般的には、手が小さめの方はテンフィンガーやインターロッキングが握りやすく、手が大きめの方はオーバーラッピングが合う場合があります。指の長さや握力、本人の感覚によっても、適した握り方は変わります。自分に合わない握りのままだと、どんなにスイング練習してもフックやスライスがなかなか治りません。グリップ1つで方向性が安定し、フェアウェイから打てる回数が増える—これがバーディー獲得の土台です。
▶ スライスの原因を全体から特定したい方は ゴルフのスライスの直し方 完全ガイド(30秒診断チャート付き) からどうぞ。
目次
🗺 グリップの悩み別ガイド
この記事はグリップの「親記事」です。基本の握り方はこのまま読み進めてください。個別の悩みは担当記事でさらに深掘りできます。
- 右手親指の正しい位置 → 右手親指の使い方
- 滑らない・破れないグローブ選び → ゴルフグローブの選び方
🔍 なぜ、あなたのグリップは安定しないのか?
グリップが安定しない理由は、3つあります:
- 手の大きさに合わない握り方:手が小さいのにオーバーラッピングを使うと、左手親指の位置が安定せず、トップで開きやすくなります
- 右親指の位置がバラバラ:右親指がシャフトの上に乗るか、横にずれるかで、フェース向きが変わります
- 握る圧力が強すぎる:力みすぎると手首が動かず、ヘッドが返らないままインパクト→スライスの原因に
つまり、「自分の手に合うグリップ」を「正しい圧力」で握るだけで、方向性は大きく安定しやすくなります。スイングを大きく変える前に、グリップを見直す方が先です。
📚 グリップの3種類比較表
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| オーバーラッピング | 右手小指を左手人差し指の上に乗せる | 手が大きい方 |
| インターロッキング | 右手小指を左手人差し指と絡めて組む | 手が平均サイズの方 |
| テンフィンガー | 10本の指で握る | 手が小さい方・女性・ジュニア |
※手の大きさはあくまで目安の一つです。最終的には、実際に握って一番しっくりくるものを優先してください。
✋ 基本のグリップの握り方【左手→右手の5ステップ】

3種類の違いを選ぶ前に、すべてに共通する「基本の握り方の手順」を押さえましょう。グリップは必ず左手から作ります(右打ちの場合)。
ステップ① 左手は「指の付け根」に斜めに当てる
クラブを手のひらでベッタリ握るのはNG。人差し指の第2関節から小指の付け根にかけて、斜めにグリップを当てます。指で引っかけるように持つと、手首が柔らかく使えて飛距離も出ます。
ステップ② 左手の親指は「1時の方向」に置く
左親指はシャフトの真上よりやや右(1時の方向)へ。構えたときに左手のこぶし(ナックル)が2〜2.5個見えるのが目安です。3個以上見えたらかぶせすぎ(フックの原因)、1個以下は開きすぎ(スライスの原因)です。
ステップ③ 「Vの字」が右肩を指しているか確認
左手の親指と人差し指でできるVの字が、自分の右肩を指すように。ここが方向性の基準になります。鏡や練習場のガラスでチェックしましょう。
ステップ④ 右手は「生命線」を左親指にかぶせる
右手は横からではなく下から添えて、手のひらの生命線を左手の親指にぴったりかぶせます。右手のVの字も同じく右肩方向。右手は「握る」というより「添える」感覚です。
ステップ⑤ 右手小指の連結方法を決める(→3種類から選ぶ)
最後に、右手の小指をどう連結するかでオーバーラッピング・インターロッキング・テンフィンガーの3種類に分かれます。上の比較表のとおり、手の大きさを目安に1つ選んでください。
グリップが決まったら、次はスイングの土台づくりへ。ドライバーの打ち方 完全ガイドで構え方から順番に固めていけます。
💪 ストロング・スクエア・ウィークの違い【曲がりはかぶせ具合で直す】
連結方法の3種類とは別に、左手のかぶせ具合でもグリップは3タイプに分かれます。ここを調整するだけで、持ち球の曲がりを修正できます。
- ストロンググリップ:ナックルが3個見えるくらいかぶせる。フェースが返りやすく、スライスに悩む人向け。アマチュアの現代の主流です
- スクエアグリップ:ナックル2〜2.5個。基準の握り。迷ったらここから
- ウィークグリップ:ナックル1個以下。フェースが返りにくく、フックに悩む人向け
「スライスがどうしても治らない」という方は、まず今より少しだけストロングに握るところから試してください。早ければ1球目から球筋が変わるのを体感できます。
✨ 正しいグリップで変わる「3つの実利」
① 方向性が安定しやすくなる
手の大きさに合うグリップを使うと、左手親指の位置・右手のかぶり具合・両手の一体感が安定します。これによりフェース向きが一定になり、左右への散らばりが大きく減少。フェアウェイキープ率が上がれば、セカンドから攻められるホールが増えます。
② フックやスライスが減る
グリップが原因のフック・スライスは、握り方を見直すだけで大きく改善するケースが多いです。スイング練習を続けても治らなかった曲がりが、グリップ修正で1日で解消するケースは珍しくありません。OBが減れば、その分だけスコアは縮まる—これが実利です。
③ 距離感も安定する
正しいグリップ圧(赤ちゃんの手を握るくらい)で構えると、手首がスムーズに動き、毎回同じスイングプレーンが描けるように。アイアンのキャリーが揃えば、セカンドでピンを直接狙える1打が増えます。
🛒 手の大きさ別おすすめグリップ
手が大きい方
10本指それぞれの力を活かせるオーバーラッピングがベスト:
- オーバーラッピング:右手小指を左手人差し指の上に乗せる
- メリット:両手の一体感が高く、力が入りやすい
- 採用プロ:タイガー・ウッズ、松山英樹など多数
手が平均サイズ
左右の指を絡めるインターロッキングがベスト:
- インターロッキング:右手小指を左手人差し指と絡めて組む
- メリット:両手が完全に一体化、左手の動きを右手で制御しやすい
- 採用プロ:ジャック・ニクラウス、ローリー・マキロイなど
手が小さい方
10本指すべてをグリップに乗せるテンフィンガーがベスト:
- テンフィンガー:すべての指がグリップに触れる握り方
- メリット:力が伝わりやすく、握力が弱くても振り抜ける
- 採用プロ:女子プロやシニアに多い
⚠️ グリップで避けるべき3つのNG
- 「プロが使うから」で選ぶ:手の大きさが違えば最適グリップも違います。タイガーがオーバーラッピングだから自分も…は危険
- 強く握りすぎる:10段階の力で「3〜4」が理想。赤ちゃんの手を握るくらいが目安。力みすぎはスライスの最大原因
- 毎回違う握り方をする:「今日はオーバーラッピング」「次はインターロッキング」だと方向性は安定しにくくなります。1つに決めて1年は変えない
🎯 グリップで「方向性を安定させる」3ステップ
正しいグリップを選んだら、次は実戦で活かすステップ。グリップでバーディー機会を増やす3ステップを解説します。
ステップ①:自分の手の大きさを実測する
手のひらの中央から中指の先端までの長さを定規でmm単位で測定。「だいたいの感覚」では失敗します。実測した手のひらサイズに合わせて、3種類のグリップから1つを選択。これがグリップ選びの土台です。
ステップ②:練習場で「赤ちゃんの手」圧力を体感する
練習場で、クラブを赤ちゃんの手を握るくらいの圧力で構え、ゆっくり振ってみる。これだけでフェース向きが安定し、ボールが真っすぐ飛ぶ感覚が掴めます。力みすぎが治れば、早ければその日のうちにスライスが減少します。
ステップ③:1ラウンドで「グリップ確認」を意識する
1ラウンドの全ホールで、ティーショット前に「右親指の位置」「握る圧力」の2点を確認。これを18ホール繰り返すだけで、グリップが身体に染み込みます。気がつけばフェアウェイキープ率が上がっていく—これが、バーディーチャンスを増やす最も基本的な土台です。
❓ よくある質問
グリップを変えると、最初はミスが増えませんか?
はい、最初の1〜2週間は違和感とミスが増えるのが普通。でも、3週間続ければ新しいグリップが馴染みます。古いグリップに戻すと、また方向性が崩れるので、決めたら継続あるのみ。
右親指の位置はどこが正解?
シャフトの真上か少し左寄りが基本。右側にずれると、フェースが開きやすくなりスライスの原因に。右親指の腹をシャフトに添える感覚で握ります。
パターも同じグリップで握る?
パターは別の握り方を採用するゴルファーが多いです。逆オーバーラッピング、クロスハンドなど。アイアン・ドライバーで使うグリップとパターは分けて考えてOKです。
グリップテープの太さも関係ある?
はい、グリップ自体の太さも方向性に影響します。手が小さいのに太いグリップを使うと、フェースが返らずスライスに。逆に手が大きいのに細いグリップだとフックの原因。クラブ専門店でテーピング相談するのもおすすめです。
左手の小指側がすぐ緩みます
グリップエンドを1〜2cm余らせて握るのがおすすめです。目一杯長く持つと小指が浮きやすくなります。力配分は、左手の小指・薬指・中指の3本は「しっかりめ」、残りは「そっと」が基本です。
練習場では良いのに、本番で握り方が崩れます
緊張で握る力が強くなるのが原因です。ティーショット前に「右親指の位置」と「圧力3〜4」の2点だけ確認するルーティンを作りましょう。緊張して崩れないための7つの対策も併せてどうぞ。
🌅 ほりまるが、あなたに伝えたいこと
1日1バーディーは、グリップから始まります。20年ゴルフを続けてきて、ほりまるが断言できることがあります。グリップが間違っていれば、どんなに高いクラブを使っても、どんなにスイング練習しても、スコアは伸び悩みます。
あなたが「フックやスライスが治らない」「方向性が安定しない」と感じているなら、まずグリップを見直してください。手の大きさに合う握り方に変えるだけで、方向性が大きく変わることがあります。フェアウェイから打てる回数が増えれば、セカンドが楽になり、グリーン直接狙い=バーディーチャンスが増えます。
次の練習では、まずグリップから。これが、ほりまるの実感では年間スコアを大きく縮めてくれた、最もコスパの良い投資です。
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ゴルフは独学で限界?レッスンを考えるサインを見る📝 まとめ
グリップの握り方は、左手→右手の5ステップで作り、3種類の中から自分の手に合う1つを選ぶ。土台はこれだけです。グリップ選びの一番の目安は「手の大きさ」です。手が大きい方はオーバーラッピング、平均サイズの方はインターロッキング、小さい方はテンフィンガー。この記事で解説した手順は次の4つです。
①手のひらを定規で実測する(中央から中指の先端までをmm単位で)
②握り方を1つに決めて1年は変えない
③握る圧力は10段階の3〜4(赤ちゃんの手を握るくらい)
④18ホールで「右親指の位置」と「握る圧力」を毎回確認する
これだけでフェース向きが安定し、フックやスライスが減り、フェアウェイから打てる回数が増えます。セカンドでピンを直接狙える1打が増えれば、バーディーチャンスは着実に近づきます。
次の練習は、まずグリップの見直しから。ほりまるの経験では、これが年間スコアを大きく縮めてくれた、最もコスパの良い投資です。
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