ティーの挿し方と高さで、球筋はここまで変わる【やさしく完全ガイド】
「スイングは同じなのに、コースだと曲がる…」
「天ぷらやチョロが止まらない…」
そんな時は、まずティーアップの高さと挿し方を見直しましょう。
スイングを大きく変えなくても、高さだけで球筋が安定します。
誤解しやすいポイントを正します(安全&効果のために)
- 「ピン」ではなく「ティー」を使います。
グリーンの旗(ピン)を地面に挿すのはルール違反。ここでの「ピン前に挿す練習」とは、ティーを地面に挿して目印にする方法です。 - 何度も抜き差しする必要はありません。
大事なのはまっすぐ安定して挿すことと高さを毎回そろえることです。 - スイング中に左手を離すのはNG。
リリース感を養うなら素振りで右手を軽く離す練習に置き換えましょう(実打では両手保持)。
基本|ティーの正しい挿し方
- 垂直にまっすぐ挿す
斜めだとインパクト時にヘッドの入りが不安定になります。 - ぐらつかない深さまで
柔らかい地面では、一度抜き差しして穴を整えてから挿すと安定します。 - 毎回同じ高さにする
ティーに油性ペンで目印線を描くと再現性が一気に高まります。
ドライバー|ティーアップの高さと弾道の関係
基準高さ:ボールがクラブフェースから半分出るくらい
- 高め:アッパー軌道になりやすく → ドロー・飛距離アップ
- 低め:レベルに当たりやすく → フェード・安定性重視(フック対策)
💡 フックで左OBが怖い人は、少し低めにするだけで左ミスが減ります。
💡 右へ逃げる人は、気持ち高めで“横振り”感覚を作ると捕まります。
アイアン|ショートホールでのティーの使い分け
- 少し浮かせる(芝よりわずかに上):ダフリ軽減&キャリー+2〜3y
- 高めティー:さらにキャリー+2〜3y(風やピン位置で調整)
⚠️ ボールが「芝にめり込み+ティーに乗る」半浮き状態は最難。必ず芝より上に浮かせましょう。
すぐ効く!お悩み別・簡単ドリル3選
1) ドライバーの軌道安定「ティー・ゲート・ドリル」
ボールの10〜15cm前に低いティーを2本(ヘッド幅より少し広め)刺し、当てずに通す。
→ 入射角とフェース向きが安定し、天ぷら・トップ防止に。
2) 体重移動を覚える「ステップ・ダウン・ドリル」(アイアン)
構え → 左足を軽く上げる → ダウンで踏み込む。
→ 左足への体重移動と下半身リードを体で習得。
3) 力み撃退「グリップ・プレッシャー調整」
握力は10段階で3〜4を目安。
切り返しで強く握らない。
左肩の突っ込み防止&前傾キープを意識。
ラウンド前30秒でできるチェックリスト
- □ ティーは垂直/ぐらつかない
- □ 目印線の高さで毎回そろえる
- □ ドライバーは半分見える高さから微調整
- □ アイアンは芝より少し上に浮かせる
- □ 力み3〜4/左肩前突っ込みなし/前傾キープ
まとめ|“ティーを整える”だけでスコアが変わる
ティーアップを整えるだけで…
- ミスの幅が小さくなる
- 弾道が読みやすくなる
- スコアメイクが楽になる
👉 今日の練習は「ティーの目印線+ティー・ゲート」から始めましょう。
それでも安定しない場合は、ボール位置 → 前傾維持 → スタンス幅 の順に見直すと迷いません。