「クラブを立てろ」「シャフトを立てて打て」——レッスンでもYouTubeでもよく聞くのに、何をどうすれば「立つ」のか、はっきり教えてくれる人は少ないですよね。

ゴルフ歴20年のほりまるも、言葉だけでは長いことピンと来ませんでした。「立った」と初めて体感できたのは、ハンドファーストで当たるようになった瞬間です。

この記事では、「クラブを立てる」「シャフトを立てる」について検索される悩みを4つに絞って、全部答えます。

  • 「クラブを立てる」「シャフトを立てる」とはそもそも何?
  • シャフトが寝てしまう原因は?
  • シャフトを立てるコツは?
  • 毎日できるドリルは?

結論を先に言うと、「クラブを立てる」とはインパクトでグリップがボールより前にある(ハンドファースト)状態のことです。写真と表で説明していきます。

▶ 飛距離アップの全体像(何をどの順番で練習するか)は ドライバーの飛距離アップ 完全ガイド にまとめています。

📚 「クラブを立てる」「シャフトを立てる」とは?

ハンドファーストとシャフトが寝た状態の比較
左=シャフトが寝てグリップがボールより後ろ(NG)/右=ハンドファースト(手が目標側に出てシャフトが立つ)

シャフトを立てるハンドファーストとシャフトが寝た状態の比較

「シャフトを立てる」と聞くと、難しい技術用語のように聞こえますよね。ほりまるも言葉だけでは長いことピンと来ませんでした。「シャフトが立った」と初めて体感できたのは、ハンドファーストで当たるようになった瞬間でした。

シンプルに言えば——インパクトの瞬間、シャフトがボールより「立っている」状態です。

タイプ グリップの位置 結果
❌ シャフトが寝る グリップがボールより後ろ スライス、ダフリ
✅ シャフトが立つ グリップがボールより前 真っ直ぐ、飛ぶ

これを「ハンドファースト」と呼びます。プロのスイングの共通点です。

ちなみに「クラブを立てる」には2つの使われ方があります。

使われ方意味この記事での扱い
ダウンスイングで立てる切り返しからクラブを寝かせすぎず、手元が体の近くを通ってヘッドが上に立ったまま下りてくることコツ①「タメ」で扱う
インパクトで立てるグリップがボールより前に出て、シャフトが目標方向に傾いている(ハンドファースト)ことこの記事のゴール

どちらも「手元が先、ヘッドが後」という順番は同じです。ダウンスイングで立っていれば、インパクトでも自然に立ちます。

🔍 シャフトが寝る3つの原因

シャフトが寝る(グリップがボールより後ろになる)人は、次の3つのどれかに当てはまります。自分がどれかを先に知ると、コツの効き方が変わります。

原因1:手元が外を通る(アウトサイドイン)

切り返しで手が体から離れ、クラブが外側から下りてくる。ヘッドが先に落ちるので、インパクトでシャフトが寝ます。スライスとセットで出ることが多い原因です。
→ アウトサイドインの直し方|「テイクバックの右向き」で直す

原因2:リリースが早い(アーリーリリース)

ダウンスイングの序盤で手首の角度をほどいてしまう。いわゆる「タメが無い」状態。ボールを「叩きにいく」意識が強い人に多く、ダフリ・トップの原因にもなります。
→ ゴルフのタメが作れない人の3つの原因

原因3:頭が左に突っ込む

体重移動を意識しすぎて頭ごと左に流れる。グリップがボールに追いつかれてシャフトが寝ます。飛ばそうとするドライバーで特に出やすい原因です。
→ ゴルフのインパクトで体が起き上がる本当の理由

ほりまるは原因2でした。「叩く」をやめて「通り過ぎる」に変えたら、シャフトが立ち始めました。

🪨 シャフトを立てる3つのコツ

コツ①:タメを最後まで保つ

ダウンスイングのタメ
ダウンスイング序盤、腕とシャフトの鋭い角度(タメ)を保つ。クラブはまだ上、体は回転

立ち上がって、ゆっくりダウンスイングしてみてください。

多くのアマチュアが、切り返しの直後から手首を解いてしまう。これが「シャフトが寝る」原因です。

正しくは——インパクトの直前まで、手首の角度を保つ。これが「タメ」です。

クラブが先に下りるのではなく、体の回転でクラブを下ろす感覚です。

コツ②:左足を蹴って、グリップを前に

シャフトを立てるには、左足の地面反力が不可欠です。

地面を蹴ると、体が左に回転する。すると、グリップがボールより前に出る。これがハンドファーストの正体です。

地面反力の記事で学んだ「左足で地面を蹴る」がここで効いてきます。蹴りなしで、シャフトは立ちません。

👉 まだの方は 地面反力の記事 を先に。

コツ③:頭を残して、体だけ回す

そして、シャフトを立てるためには——頭が左に突っ込んだら終わりです。

頭が左に動くと、グリップも一緒に左に動く。すると、グリップがボールに追いつかれて、シャフトが寝る。

頭を残したまま、体だけ回す。これが「シャフトを立てる」を支える土台です。

👉 まだの方は 体重移動の記事 を先に。

🎯 30秒セルフチェック:グリップがボールより前か

練習場で、7番アイアンを5球打ってください。

このとき、誰かにスマホで撮影してもらうか、自分で三脚を立ててください。

動画を見て、インパクトの瞬間を一時停止——

  • ✅ グリップがボールより「前」にある——合格、シャフトが立っている
  • ❌ グリップがボールより「後ろ」——シャフトが寝ている、3つの壁を復習

これだけで、あなたのスイングがプロに一歩近づいたことが分かります。

🏋️ シャフトを立てる3つのドリル(毎日5分)

ドリル①:ハンドファースト10球ドリル

PW(ピッチングウェッジ)で、ボールを1個分右に置き、グリップが体の正面に来るまで腰の回転で「待って」から打ちます。手で打ちにいかない。10球中7球でグリップがボールより前にあればOK。まとめにある「PWで10球、腰で待つ」はこれのことです。

ドリル②:右肘タオルドリル

右脇にタオルを挟んで素振り。タオルが落ちなければ、右肘が体の近くを通っている=手元が外を通らない(原因1の対策)。10回×3セット。

ドリル③:手首ロック素振り

両手首の角度をトップの形のまま固定して、腰の高さまでゆっくり下ろす素振り。手首をほどかずに下ろす感覚を覚えます(原因2の対策)。重い素振り棒(パワースインガー)を使うと、重さに任せて「勝手にタメができる」感覚が掴めます。10回×3セット。

3つ合わせて5分。10日続けると、練習場で「シャフトが立った」瞬間が分かるようになります。

🌅 ほりまるが、あなたに伝えたいこと

飛距離の正体——「力で飛ばす」ではなく、「シャフトを立てて、しなりを使う」。

シャフトを立てて打てると、何が変わるか?ほりまるの場合、ハンドファーストで当たるようになってから、飛距離が10〜20ヤード伸びました。

球が真っ直ぐ飛びやすくなります。
飛距離が10〜20ヤード伸びることもあります。
スコアが変わります。
そして、1日1バーディーが、現実味を帯びてきます。

体重移動の「頭を残す」、地面反力の「地面を蹴る」がそろって初めて、シャフトが立つのです。すべては繋がっています。

明日から、1日1バーディーを、ご一緒に。

▶ 実録:平均95から89が出た「90切りの練習」全体像はこちら

❓ クラブを立てる:よくある質問

Q1. シャフトを立てる感覚がどうしても分からない

A. 言葉で考えず、「グリップを体の正面まで持っていってからボールを打つ」 と意識を変えてください。
結果としてハンドファースト=シャフトが立った状態になります。
感覚的に言えば、「ボールを叩く」ではなく「ボールを通り過ぎる」 イメージ。

Q2. シャフトを立てすぎるとアイアンがダフるのでは?

A. むしろ 立っている方がダフりにくい のがアイアンの真実です。
シャフトが寝ているとリーディングエッジが地面に刺さってダフります。
立てた状態でダウンブローに打てば、芯で捉えてからターフを取る理想形になります。

Q3. YouTubeで「フェースを開いて立てる」と言う人がいますが本当?

A. それはプロレベルの調整法です。アマチュアが真似すると、かえって寝てしまうことが多い。
まずは 「フェースはスクエア、シャフトを立てる」 をマスターしてからでOK。順番を間違えると遠回りになります。

Q4. ドライバーとアイアンでシャフトを立てる感覚は違う?

A. 基本は同じですが、ドライバーは ややフラット気味 でOK。
クラブが長くなるほどスイングプレーンが寝るのが自然なので、ドライバーで「アイアンと同じ角度」を求めると逆効果。
「アイアンよりは少し寝かせる」 意識で十分です。
ハンドファーストの度合いも小さく、ボール位置は左かかと線上のまま。アイアンのように強くハンドファーストにすると、ロフトが立ちすぎて低い球・引っかけになります。

Q5. 身長が低いとシャフトを立てにくいって本当?

A. 半分本当、半分嘘です。確かに身長で 適正なシャフト角度 は変わりますが、立てる感覚はどんな身長でも掴めます。
大事なのは 「自分の体格にあったハンドファースト位置」 を見つけること。
身長が低い方は、グリップを少しだけ短く持つだけで大きく変わるケースもあります。

「シャフトを立てる」は、頭ではなく体で覚える感覚です。本だけ読んでも、動画だけ見ても変わりません。
まずは10日、毎日5分のハンドファーストドリルを続けてみてください。飛距離アップは後からついてきます。

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📝 まとめ

  • 「クラブを立てる」=インパクトでグリップがボールより前(ハンドファースト)
  • 寝る原因は3つ:手元が外を通る/リリースが早い/頭が突っ込む。まず自分がどれか知る
  • コツは3つ:タメを保つ/左足を蹴ってグリップを前に/頭を残して体だけ回す
  • 30秒チェック:動画でインパクトを止めて、グリップがボールより前か見る
  • ドリルは3つ:ハンドファースト10球/右肘タオル/手首ロック素振り。毎日5分×10日
明日の練習で意識するなら、ただ1つだけ:
「PWで10球、グリップが体の正面に来るまで腰で待つ」。
これだけで、飛距離が大きく変わることがあります。

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シャフトの角度は、理屈が分かっても体感に落とすのが難しいポイントです。ほりまるも長い回り道をしました。データでスイング軌道を数値化してくれるスクールという近道もあります。料金と効果を投資家目線で計算しました。

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ほりまる
40代の会社員ゴルファー、ほりまるです。ゴルフ歴は約20年。平均スコアは95前後(ベストは86)で、安定して80台を出すことを目標に練習しています。長年スライスやショットの不安定さに悩んできました。このブログでは、実際に試した練習方法や失敗談を、同じように悩むアマチュア目線で紹介しています。