ドライバーのシャフトの選び方|ヘッドスピード別の重さ・硬さ早見表と、合っていない5つのサイン
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「ドライバーを買い替えたのに、スライスが直らない」「プロと同じシャフトにしたら、球が上がらなくなった」——そんな経験はありませんか。
ドライバーの悩みは、ヘッドよりもシャフトが原因のことが少なくありません。同じヘッドでも、シャフトの重さや硬さが変わるだけで、球の高さも曲がり方も変わります。
この記事では、ドライバーのシャフトの選び方を「重さ・硬さ・調子」の3つに分けて解説します。ヘッドスピード別の早見表と、今のシャフトが合っているかを確かめる5つのサインも紹介するので、買い替えやリシャフトの前に確認してください。
参考までに、私のドライバーのヘッドスピードは40〜45m/sです。シャフトは三菱ケミカルのディアマナを使っていて、「ディアマナ 50 S」(キャロウェイとの共同設計モデル)と「ディアマナ TB 40 S」の2本を使い分けています。どちらも硬さはSで、違うのは重さだけです。

目次
結論:ドライバーのシャフトは「重さ→硬さ→調子」の順に選ぶ
シャフト選びで迷ったら、まず重さを決め、次に硬さ、最後に調子(しなる位置)を選ぶのが失敗しにくい順番です。重さは振りやすさとタイミングに一番大きく影響し、硬さと調子は球の高さやつかまりを細かく合わせるためのものだからです。
ヘッドスピード別|シャフトの重さと硬さの早見表
一般的に言われている目安を表にまとめました。あくまで出発点で、同じヘッドスピードでも、切り返しが速い人は重め・硬めが、ゆったり振る人は軽め・柔らかめが合いやすくなります。
| ヘッドスピード | 重さの目安 | 硬さの目安 |
|---|---|---|
| 38m/s未満 | 40g台 | R |
| 38〜42m/s | 50g台 | R〜SR |
| 42〜46m/s | 50g台後半〜60g台 | SR〜S |
| 46m/s以上 | 60g台〜 | S〜X |
ヘッドスピードが分からない場合は、練習場の計測器や、ショップの試打で一度測ってみてください。なんとなくで選ぶより、ずっと失敗が減ります。
女子プロのシャフトはアマチュア男性の参考になる
2026年に優勝した女子プロ8人のドライバーを調べると、8人中6人が50g台のシャフトでした。中にはRフレックスの選手もいます。女子プロのヘッドスピードはアマチュア男性に近いと言われるので、「50g台」は多くのアマチュアにとって現実的な目安になります。詳しくは「女子プロのクラブセッティング一覧」で比較しています。
シャフトの3つの選び方
1. 重さ:最後まで振り切れるかで決める
重すぎるシャフトは振り遅れて右に出やすく、ラウンドの後半に疲れてスイングが崩れます。軽すぎると手だけで振ってしまい、タイミングが合わずに左へのミスが出やすくなります。試打では、10球続けて最後まで振り切れるかを基準にしてください。
振り切れる重さは、同じ人でも季節や体力で変わります。私は、冬は体が動きにくいので40g台、夏も暑さでバテた日は40g台に替えています。どちらも硬さはSのままで、重さだけを変えています。「今日は振り切れない」と感じる日が多い人は、軽いシャフトをもう1本用意しておくと、スイングを崩さずに済みます。寒い日の対策は「冬ゴルフは飛ばない?寒い日に距離を落とさない3つの対策」も参考にしてください。

2. 硬さ(フレックス):球の高さとつかまりで決める
硬すぎると、しなりを使えずに球が上がりにくく、右に出やすくなります。柔らかすぎると、ヘッドが戻りすぎて左に引っかけたり、球が吹け上がったりします。同じ「S」でもメーカーによって硬さが違うので、表記だけで決めず、実際に打った球筋で判断しましょう。
3. 調子(キックポイント):今のミスの逆を選ぶ
| 調子 | しなる位置 | 球筋の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 先調子 | ヘッド側 | 球が上がりやすく、つかまりやすい | スライスが多い・球が低い人 |
| 中調子 | 真ん中 | クセが少ない | 迷ったらまずここから |
| 元調子 | 手元側 | 球が抑えられ、左に行きにくい | 引っかけが多い・切り返しが速い人 |
スライスに悩んでいるなら先調子寄り、引っかけに悩んでいるなら元調子寄り、と「今のミスの逆」を選ぶのが基本です。
シャフトが合っていない5つのサイン
次のうち2つ以上当てはまるなら、スイングより先にシャフトを疑ってみる価値があります。
- 球が上がらず、キャリーが出ない:硬すぎる・重すぎる可能性があります。
- 右へのプッシュやスライスが多い:振り遅れている可能性があり、重すぎる・硬すぎることが多いです。
- 引っかけやチーピンが出る:軽すぎる・柔らかすぎる可能性があります。
- 球が吹け上がって前に進まない:柔らかすぎる、または先調子が強すぎる可能性があります。
- ラウンド後半に当たらなくなる:重すぎて疲れている可能性があります。
ただし、スイングに原因がある場合もあります。スライスの直し方は「ドライバーの打ち方 完全ガイド」も参考にしてください。
ドライバーのシャフトを替える方法
ヘッドごと買い替える:カスタムシャフトを選べるモデルなら、ヘッドとシャフトを同時に合わせられます。
シャフトだけ替える(リシャフト):今のヘッドが気に入っているなら、シャフトだけを替える方法もあります。最近のドライバーは、スリーブ付きのシャフトを買えば自分で付け替えられるモデルも多いです。スリーブがメーカーごとに違うので、購入前に必ず対応を確認してください。
工房・ショップに頼む
自分で付け替えられないドライバーは、ショップのリシャフトを使う方法もあります。たとえば次のサービスは、今のクラブを送ると、三菱ケミカルのディアマナ BBにシャフトを入れ替えて返してくれます(シャフト単体の販売ではありません)。重さは40g台(BB 43)から80g台(BB 83)まで選べ、女子プロの桑木志帆選手が使っているのと同じモデル名の50g台(BB 53)もあります。私も同じディアマナのシリーズを使っています。
《クラブリシャフト》三菱ケミカル ディアマナ BB ウッド用シャフト MITSUBISHI DIAMANA BB SHAFT
シャフトを単品で買って、近くの工房やショップで組んでもらう方法もあります。たとえば日本シャフトのN.S.PRO レジオフォーミュラ MB+は、今季3勝の佐久間朱莉選手が使っているのと同じモデル名のシャフトです。単品なので、スリーブやグリップ、組立は別に用意する必要があります。組んでもらう工房に、先に相談しておくと安心です。
日本シャフト N.S.PRO Regio Formula MB+(レジオフォーミュラ)ウッド用カーボンシャフト 単品
メーカー別:自分で付け替えるスリーブ付きシャフト
スリーブ付きのシャフトなら、ドライバーのメーカーに合うものを選べば自分で付け替えられます。スリーブはメーカーごとに形が違うので、必ず自分のドライバーのメーカーの欄から選んでください。
■ タイトリストのドライバーを使っている人
タイトリストのドライバーを使っているなら、スリーブ付きのシャフトを買えば、自分で付け替えられます。たとえば次の商品は、女子プロの山下美夢有選手が使っているのと同じモデル名の「フジクラ スピーダー NX ゴールド」に、タイトリスト用のスリーブが付いたものです。スリーブはメーカーごとに形が違うので、他メーカーのドライバーには使えません。重さや硬さは、販売ページで早見表と照らし合わせて選んでください。
タイトリスト ドライバー用 スリーブ付きシャフト フジクラ スピーダー NX ゴールド(日本仕様)
■ キャロウェイのドライバーを使っている人
キャロウェイのドライバーを使っているなら、キャロウェイ用のスリーブ付きシャフトもあります。次の商品は、フジクラのVENTUS TRブルーにキャロウェイ用のスリーブが付いたもので、通算23勝の鈴木愛選手が使うVENTUSブルーと同じシリーズのモデルです。硬さは5R・5S・6S・6X・7S・7Xから選べ、頭の数字が重さの目安(5は50g台、6は60g台、7は70g台)です。対応するドライバーのモデルは、販売ページで必ず確認してください。
キャロウェイ用スリーブ付きシャフト フジクラ VENTUS TRブルー(5R・5S・6S・6X・7S・7X)
同じキャロウェイ用では、フジクラのスピーダー NX ホワイトもあります。ツアー初優勝の加藤麗奈選手が使っているのと同じモデル名のシャフトです。重さや硬さ、対応するドライバーは、販売ページで確認してください。
キャロウェイ用OEMスリーブ付シャフト フジクラ スピーダー NX ホワイト 日本仕様 Speeder NX WHITE
USTマミヤのジ・アッタスV2は、永久シードの申ジエ選手が使っているのと同じモデル名のシャフトです。スリーブの対応モデルと重さ・硬さは、販売ページで確認してください。
キャロウェイ用OEM対応スリーブ付シャフト USTマミヤ ジ・アッタス V2 The ATTAS V2 日本仕様
■ テーラーメイドのドライバーを使っている人
テーラーメイド用には、USTマミヤのジ・アッタスV2(申ジエ選手と同じモデル名)のスリーブ付きがあります。スリーブの対応モデルと重さ・硬さは、販売ページで確認してください。
テーラーメイド Qi4D Qi35等 各種対応スリーブ付 シャフト ジ・アッタス V2 The ATTAS V2 USTマミヤ
■ ヨネックスのドライバーを使っている人
ヨネックスのドライバーを使っているなら、ヨネックス用のスリーブが付いたレクシス カイザ-Lがあります。大会新記録で優勝した岩井明愛選手が使うレクシス カイザ-Mと同じシリーズのシャフトです(モデルは違います)。対応するドライバーと重さ・硬さは、販売ページで確認してください。
ヨネックス ドライバー/ウッド用 NEW REXIS KAIZA-L シャフト[スリーブ付]
■ マスダゴルフ(地クラブ)のドライバーを使っている人
地クラブのマスダゴルフのドライバー(FBL・シリーズ8)を使っているなら、マスダ用のスリーブが付いたグラファイトデザインのツアーAD UBがあります。ツアー初優勝の福田萌維選手が使っているのと同じモデル名のシャフトです。UB-4からUB-7まであり、数字が重さの目安(4は40g台、7は70g台)です。対応するドライバーは、販売ページで必ず確認してください。地クラブのドライバーについては「地クラブドライバーおすすめ8選」で紹介しています。
マスダゴルフ スリーブ付きシャフト グラファイトデザイン ツアーAD UB-4・UB-5・UB-6・UB-7(MASDA FBL・シリーズ8 ドライバー用)
失敗しないための注意点
プロと同じシャフトをそのまま選ばない:プロのシャフトは、プロのスイングに合わせたものです。重さの目安として参考にし、硬さは自分の球筋で決めましょう。
一度に変えるのは1つだけ:重さと調子を同時に変えると、何が良くなったのか分からなくなります。まず重さを合わせ、次に硬さや調子を調整してください。
できれば試打してから買う:ネットで買う場合も、ショップの試打クラブで同じシャフトを一度打ってみると安心です。
シャフトだけでなく、クラブごと替えるか迷っている人は「ゴルフクラブの買い替えタイミング」も参考にしてください。
まとめ:ドライバーのシャフトは重さから選べば失敗しない
ドライバーのシャフトは、重さ→硬さ→調子の順に選ぶのが基本です。ヘッドスピードの早見表で出発点を決め、「合っていない5つのサイン」で今のシャフトを確認してみてください。シャフトが合うと、同じスイングでも球の高さと曲がり方が大きく変わります。
ヘッドも含めて見直したい方は「地クラブドライバーおすすめ8選」もご覧ください。
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