ゴルフで左肩が開く原因と直し方|肩の開きを抑える5つの手順と壁ドリル
「左肩を開かない」と意識しているのに、ダウンスイングで左肩が開く。そのせいで、こんなミスに悩んでいませんか。
- ボールがスライスして、右へ大きく曲がる
- 当たりが薄くて、飛距離が出ない
- 振り切ろうとすると、逆に引っかける
- ドライバーだけ、気持ちよく振り抜けない
ほりまるもゴルフ歴20年のうち長いこと、この「左肩の開き」に悩んできました。レッスン記事のとおり「肩を回せ」を真面目にやった結果が、スライスとダフリ。本当の原因は、上半身から先に振り下ろしていたことでした。
方向性のカギは「肩で振る」ではなく、「左肩を最後まで開かない」こと。
左肩を開かないためには、動く順番にコツがあります。この記事では、左肩が開く3つの原因と、肩の開きを抑える5つの手順(体の使い方と手元の動かし方)を順番に解説します。最後に、できたか確かめる方法と1日3分の練習メニューも用意しました。クラブを片手に、立ち上がってください。
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目次
左肩が開くとスライスする理由
ダウンスイングで左肩が先に開くと、クラブが体の外から下りてきます。これがアウトサイドイン軌道。クラブが左へ抜ける向きでボールに当たるので、こすれてスライスになります。芯も外れやすく、当たりが薄くなって飛距離も落ちやすくなります。
逆に、左肩がインパクトまで閉じていれば、クラブはインサイドから下りてきて、球が真っ直ぐ飛びやすくなります。スライスも、薄い当たりも、引っかけも、多くの場合は根っこが同じ「左肩の開き」です。
左肩が早く開く3つの原因
原因①:肩(上半身)から先に振り下ろしている
切り返しで肩や腕から動き出すと、上半身が先に回って、左肩がすぐに開きます。「肩を回せ」を意識しすぎる人ほど起きやすい動きです。
原因②:ボールに当てに行って、上体が突っ込む
「当てたい」気持ちが強いと、右肩が高いまま上体がボールへ突っ込み、頭も左へ流れます。上体と頭が左へ動けば、肩も一緒に開きます。ボールが遠いドライバーほど、この「当てに行く」動きが出やすくなります。
原因③:脇が空いて、手元が体から離れる
脇が空くと、手元が体から離れて外側を通ります。手元が外から下りれば、クラブも外から入り、肩の開きとセットでアウトサイドインになります。
やりがちなNG と 正しいOK
左肩が早く開く人がやりがちな動きと、正しい動きを並べました。自分が左側(NG)をやっていないか、チェックしてみてください。
| ❌ やりがちなNG | ⭕ 正しいOK |
|---|---|
| 「肩を回せ」と上半身から振る | 下半身(左足)から先に動かす |
| 「肩を開くな」と肩を我慢する | 手元(右ひじ)を先に下ろす |
| 右肩が高いまま、体が突っ込む | 右肩をボールへ落とす |
| 脇が空いて、手が体から離れる | 脇を締めて、手元を体の近くに通す |
| 頭が左へ流れる | 頭を残して、ボールを見続ける |
| ボールに当てに行く | 当てに行かず、最後まで振り抜く |
ポイントは、NGはどれも「肩や手で何とかしようとする」動きだということ。OKはどれも「下半身から動いて、手元を体の近くに通す」動きです。このOKの動きを、体が動く順番に並べたのが次の5つの手順です。
左肩を開かない直し方|5つの手順
手順①:切り返しは左足の踏み込みから
トップからダウンスイングを、スローモーションでやってみてください。
切り返しの最初の動きは——左足を踏み込むこと。肩や腕は動かしません。
下半身が先に動けば、上半身はあとから付いてくるだけ。肩が先に開きにくくなります。
👉 下半身リードの記事で、さらに詳しく復習できます。
手順②:右肩を低く残して、右ひじを真下に落とす
左足を踏み込んだら、肩を回す前に右ひじを真下に落とします。右肩はボールへ近づけるように低く残すと、左肩を閉じたまま保ちやすくなり、クラブもインサイドから下りやすくなります。
- アドレスからトップまで上げる
- 左肩が右を向いたまま、右ひじを地面へストンと落とす
- 右ひじが右の脇腹の前を通る感覚を確かめる
最初はぎこちなくて当たり前です。「こんなにタメて大丈夫?」と感じるくらいで、ちょうどいいんです。

👉 右肩が前に出てしまうクセがある人は、ゴルフの右肩が出るクセの直し方で、右肩と手元の動きを詳しく解説しています。
手順③:脇を締めて、手元を体の近くに通す(壁ドリル)
右ひじが下りる感覚をつかんだら、次は「脇」を締めます。脇が空くと、せっかく下ろした手元がまた外へ逃げてしまうからです。家でできる壁ドリルで確かめましょう。
- 壁から拳ひとつぶん離れて、横向きに立つ
- 脇を軽く締めてアドレスを作る
- 手元を壁にそって、ゆっくり下ろす
クラブヘッドが壁に当たったら、外から下りている合図です。当たっても落ち込まないでください。最初はみんな当てます。ほりまるも、最初は壁をガンガン叩いていました。毎日少しずつ続けると、だんだん壁に当たらなくなっていきます。
手順④:頭を残して、ボールを見続ける
頭が左へ動くと、肩も一緒に開いてしまいます。
頭をその場に残し、ボールを見続けてください。上体が突っ込みにくくなり、肩の開きも抑えやすくなります。
👉 体重移動の記事で「頭を残す」を復習できます。
手順⑤:ドライバーは当てに行かず、振り抜く
最後はドライバーです。原因②のとおり、ボールが遠いドライバーは「当てに行く」動きが出やすいクラブ。だから当てに行かず、振り抜く練習をします。手順①の左足の踏み込みを、そのまま振り抜きにつなげるイメージです。
- 足をそろえた「気をつけ」の姿勢から
- 左足をターゲット方向へ一歩踏み込む
- その勢いのまま、止めずに振り抜く
まずはボールを置かずに10回。慣れたらティーアップして、同じ感覚のまま打ちます。「当てよう」と思わないほうが、不思議と芯に当たりやすくなります。
できたか確かめる方法:スマホ動画でインパクトの左肩を見る
スマホで自分のスイングを正面から撮影し、インパクトの瞬間を一時停止してください。
- ✅ 胸がまだボールのほうを向いていて、左肩が開ききっていない → できています
- ❌ 胸がもう目標(左)を向いて、左肩が開いている → アウトサイドインになりやすい状態。手順①〜⑤に戻りましょう
家で確かめるなら、手順③の壁ドリルでヘッドが壁に当たらないかを見るのが手軽です。
1日3分の練習メニュー
3つを各10回ずつ=約3分です。今日から始められます。
- 左足を踏み込む素振りを10回(手順①・⑤)
- 右肩を低く残して、右ひじを真下に落とす素振りを10回(手順②)
- 壁ドリルを10回(手順③)
どの素振りも、頭を残してボール(床の目印)を見続けたまま行います(手順④)。
時間がない日は、1つだけでも大丈夫です。肩を無理に止めようとするより、「下半身から動く」「手元が体の近くを通る」感覚を作るほうが近道です。
❓ 左肩が開く悩みのよくある質問
Q1. 治るまで、どれくらいかかりますか?
個人差があります。新しい動きが無意識でできるようになるまでには、ある程度の期間がかかるのがふつうです。1日3分の練習メニューを続けながら、スマホ動画で左肩の向きが変わってきたかを確かめて進めてください。
Q2. 体が硬いのですが、肩を開かないようにできますか?
柔軟性より「順番」が大事です。「左足の踏み込み → 手元(右ひじ)を下ろす → 肩はあとから」の順番を守れれば、体が硬くても左肩は開きにくくなります(個人差があります)。
Q3. ドライバーとアイアン、どちらで練習すべきですか?
アイアン(特に7番)から始めるのがおすすめです。ドライバーは長くて肩が開きやすいので、短いクラブで感覚をつかんでから、手順⑤の振り抜き練習でドライバーに広げていきましょう。
Q4. 「下半身主導」を意識すると、逆に振れなくなります
新しい動きを覚えるときは、ぎこちない時期があるのがふつうです。振り幅を小さくすると、順番を守りやすくなります。ほりまるも90切りを目指したときは、時計の3時→6時→9時のハーフスイングで練習していました。焦らず続けてください。
Q5. 左肩が開かないと、逆にフックしませんか?
肩の開きが直ると、クラブが正しい軌道で入りやすくなるので、フックが増えるとは限りません。もしフックが出るようになったら、グリップを少しウィークにすると収まりやすくなります。
Q6. 「肩を開くな」と意識しても、肩が止まりません
肩そのものを止めようとすると、かえって力んで開きやすくなります。ほりまるも、ずっとそこでつまずきました。コツは、肩ではなく手元から先に動かすこと。手順②のように右ひじを真下に落とすと、肩はあとからついてきやすくなります。
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ゴルフは独学で限界?レッスンを考えるサインを見る📝 まとめ:下半身から動いて、手元を先に下ろす
左肩の開きを直す順番は、この5つです。
- 切り返しは左足の踏み込みから
- 右肩を低く残して、右ひじを真下に落とす
- 脇を締めて、手元を体の近くに通す(壁ドリル)
- 頭を残して、ボールを見続ける
- ドライバーは当てに行かず、振り抜く
一度に全部やろうとせず、今日は手順①だけで十分です。特別な道具もいりません。今すぐ、左足を踏み込む素振りを3回——それが第一歩です。
左肩を閉じたまま振れるようになると、スライスが減りやすくなります。フェアウェイキープが増えれば2打目が楽になり、グリーンが近くなればバーディーチャンスも増えていきます。
明日の練習で、たった1つだけ:
「肩を止める」のではなく、「左足から動いて、手元を先に下ろす」。
一緒に、1日1バーディーを取りにいきましょう。
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