ゴルフのチキンウイングの直し方|左ヒジが引ける原因は「振り子」。左手を引き上げる3点持ちドリル
「フォローで左ヒジが外に引けて、曲がってしまう」——それがチキンウイングです。アマチュアゴルファーには、この形になっている人がとても多いと言われます。
ほりまるも、長いことチキンウイングに悩んでいました。左ヒジを伸ばそうと意識しても、なかなか直りませんでした。
この記事では、ゴルフのチキンウイングの直し方について、次の4つに答えます。
- チキンウイングとはそもそも何?
- 左ヒジが引ける本当の原因は?
- どんなトップとダウンスイングを作ればいい?
- 誰でもできる直し方のドリルは?
結論を先に言うと、チキンウイングは「ダウンスイングで左手を上に引き上げ、右手でボールを叩く」ことで直していけます。そのための準備が、バックスイングにあります。
目次
✅ 結論:左ヒジを伸ばすのではなく「左手を上に引き上げる」
| やること | |
|---|---|
| バックスイング | 腕を左肩より下に保ち、胸とグリップの距離をアドレスのときから変えない |
| ダウンスイング | 左手を少しずつ上に引き上げる |
| インパクト | ボールを叩くのは右手。左手は右手の邪魔にならないよう、上へ逃がす |
| フォロー | クラブが前に走るので、両腕が自然に伸びる |
左ヒジは「結果」です。左ヒジだけを伸ばそうとしても、手とクラブの通り道ができていなければ、また引けてしまいます。
📚 チキンウイングとは?
チキンウイングとは、インパクトからフォローにかけて左ヒジが外側に引け、曲がってしまう形のことです。曲がった左腕が鶏の羽のように見えることから、こう呼ばれます。
左ヒジが引けると、フェースが開いたまま当たりやすくなります。その結果、スライスが出たり、当たりが薄くなって飛距離が落ちたりします。
🔍 左ヒジが引ける本当の原因は「振り子」にある
ゴルフクラブは、振り子のように動きます。トップからクラブをそのまま落とすと、グリップは下がります。アドレスの位置から同じことをすれば、クラブは地面に刺さってダフります。

つまり、振り子をうまく使うには、クラブが落ちる力と反対に、左手を上へ引き上げる力が必要です。
ところがアマチュアは、ボールに当てたい気持ちから、ダウンスイングで手をボールに向かって下げたり、横に平行移動させたりしがちです。すると、次のことが起きます。
| 悪い動き | 何が起きるか |
|---|---|
| 手がボールに向かう・横に動く | クラブのヘッドが、いつまでも手の右側(後ろ)に残る |
| ヘッドが遅れたまま | そのままではダフるので、何とか合わせようとする |
| 合わせるために | 左ヒジを引く、または右手を左手の上にかぶせる → チキンウイング |
ほりまるの場合は、ダウンスイングで右肩が前に出て、手がボールに向かっていたのが原因でした。右肩が突っ込むクセそのものは ゴルフの右肩が出るクセの直し方 で詳しく解説しています。
🪨 左手を引き上げるための「トップ」の作り方
ダウンスイングで左手を上に引き上げるには、引き上げられる位置にトップを作っておくことが大切です。ポイントは2つです。

- 腕は左肩より下:手を高く上げすぎない
- 胸とグリップの距離はアドレスのまま:手だけを体から離さない
トップで「この位置からなら、左手を上に引き上げたいな」と感じる高さが目安です。手が高すぎる位置にあると、そこからさらに引き上げることはできません。
また、ダウンスイングの途中で、後ろから見てグリップエンドがボールより少し奥(体から遠い側)を向いていると正解です。この形なら、左手を引き上げたときに右手がボールの方向へ走り、伸び上がりにくくなります。グリップエンドが右足の方を向くほどシャフトが立ちすぎると、右手が真下に向かい、結局どこかでクラブを落として合わせることになります。
🎯 「トップしそう」と感じたら正解
左手を上に引き上げると、多くの人が「これだとトップしそう」「伸び上がりそう」と感じます。実は、その感覚が出ていれば大正解です。
これまでは、左ヒジを引くことでちょうどよく当てていました。左手を引き上げれば、その分ボールに届かない感じがします。だからこそ、右手でボールを叩きにいくのです。右手で叩き、左手は上へ逃がす。これで両腕が伸びます。
左ヒジは、完全にピンと伸ばす必要はありません。力を抜いた腕は少し曲がっているのが自然で、バックスイングでも気持ち曲がっていてかまいません。クラブが手を追い越して目標方向へ走るとき、その勢いに引っ張られて、腕は自然に伸びていきます。
🏋️ チキンウイングを直す「右手3点持ちドリル」
振り子の動きを体で覚えるドリルです。素振りでも、ボールを打っても練習できます。

- 右手は「親指・人差し指・手のひら」の3点で軽く持つ:指全体で握り込まず、この3点で支えるように持ちます
- 腰の高さまでバックスイング:まずは小さな振り幅から始めます
- 1回目:左手の高さを変えずに、右手を投げるように伸ばす:クラブはダフる位置に落ちます。それで大丈夫です
- 2回目:右手は同じように投げ、今度は左手を上に引き上げる:クラブがボールの位置に届き、うまく当たります

チェックポイント:正面から見て、フォローで右手が低く、左手が高く、両手が離れていれば正解です。両手が同じ位置に行ってしまうのは、右手を投げ切れていない証拠です。ボールに当てにいかず、右手は「行ってらっしゃい」くらいに遠慮なく投げてください。
最後は、左手を高い位置まで引き上げ続けます。「こんなに高いの?」と感じるくらいが目安です。
補助ドリル:重いクラブを軽く握って振る
重めのクラブや素振り棒を軽く握って振ると、クラブの重さで腕が自然に伸びる感覚をつかめます。強く握ると腕に力が入り、かえって左ヒジが引けるので注意してください。
ドリル②を家でくり返したい人に
GOLFavo パワースインガー(素振り棒 3本セット)
ドラコン日本チャンピオン・大和田紗羅プロ監修の素振り用練習器具。家の素振りで、腕が伸びる感覚をくり返し確かめられます。
🏌️ 自分では直っているか分からない人へ
チキンウイングは、自分のスイングを見ないと気づきにくいクセです。プロに一度見てもらうと、原因がどれか早く分かります。
RIZAPゴルフは、プロのコーチがマンツーマンで教えるゴルフスクールです。まずは体験レッスンで、自分のスイングを見てもらえます。
🌅 ほりまるが、あなたに伝えたいこと
チキンウイングに悩んでいた頃のほりまるは、左ヒジばかり気にしていました。でも、直すべきところは左ヒジではありませんでした。
手がボールに向かわないトップの位置と、ダウンスイングで左手を上に引き上げる動き。それができると、左腕には自然に通り道ができます。
まずは今日、右手3点持ちドリルを、腰の高さの素振りで10回やってみてください。1日1バーディーへの一歩は、そこからです。
❓ チキンウイング:よくある質問
左ヒジは完全に伸ばさないといけない?
いいえ。力を抜いた腕は少し曲がっているのが自然です。極端に曲がっていなければ問題ありません。打ったあと、クラブの勢いで腕が伸びていくイメージで十分です。
「手を下げて打て」と「左手を上げろ」、どっちが正しい?
どちらも間違いではありません。違いは、バックスイングでの手首の曲げ(コック)の量です。コックが少ない人は、ダウンスイングで手を少し下げてコックを作ってから左手を上げます。最初からコックが入っている人は、あとは上げるだけです。最終的には、どちらも左手を上げています。
左手を上げるとトップしそうで怖い
その感覚が出ていれば正解です。届かない分は、右手でボールを叩きにいってください。左手を上げ、右手で叩くことで、両腕が伸びます。
チキンウイングはスライスの原因になる?
なります。左ヒジが引けるとフェースが開いたまま当たりやすく、ボールが右に曲がりやすくなります。スライス全体の直し方は ゴルフのスライスの直し方 完全ガイド にまとめています。
📝 まとめ
- チキンウイングは、インパクト〜フォローで左ヒジが外に引ける形
- 原因は、ダウンスイングで手がボールに向かい、ヘッドが手の後ろに残ること
- トップは「腕が左肩より下」「胸とグリップの距離はアドレスのまま」
- ダウンスイングで左手を上に引き上げ、ボールは右手で叩く
- 「トップしそう」と感じたら正解。ドリルは右手の3点持ちで
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