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結論:シャローイングとは、ダウンスイングでヘッドを低く・浅い角度からボールに入れる動きのことです。練習は、①トップで止めてヘッドを30cm内側に入れてから打つ、②クローズスタンスとスプリットハンドで手元を浮かせずに打つ、の2ステップで身につきます。①だけやると「手元が浮いてトップ」という落とし穴にはまるので、必ず②まで続けてください。

「シャローイングって、よく聞くけど何のこと?」「真似してみたら、トップばかり出るようになった」という方は多いと思います。ダスティン・ジョンソンをはじめ、多くの男子プロが取り入れている動きなので、動画で見たことがある人も多いはずです。

この記事では、シャローイングの意味とメリットを短く整理したうえで、自分で身につけるための2ステップの練習法をまとめます。後半では、シャローイングを始めた人のほとんどがはまる落とし穴と、その直し方も紹介します。

シャローイングとは?「浅い角度」でヘッドを入れること

シャロー(shallow)は「浅い」という意味です。ダウンスイングで手元が下がり、ヘッドが低い位置から、ボールに対して鋭角ではなく鈍角(浅い角度)で入ってくるスイングを、シャローイングと呼びます。

逆に、トップからヘッドが外に出て、上から鋭角に打ち込む動きが「アウトサイドイン」や「カット軌道」です。スライスやこすり球、引っかけの多くは、この鋭角な入り方が原因になっています。

シャローイングとは:浅い角度で入るダウンスイングと、上から鋭角に打ち込むNGの比較図

シャローイングのメリット2つ

1. 今のクラブは、低い位置から払うほうが飛ぶ

今のクラブは低重心化が進んでいて、重心がヘッドの下のほうにあります。上から打ち込むより、低い位置から払うように打つほうが、ボールが効率よく飛ぶ設計です。シャローイングは、この設計と相性がよい動きです。

2. クラブが外から入らなくなる

ヘッドが内側から入るので、アウトサイドインになりません。インサイドからボールをつかまえて、長いインパクトゾーンで押していけるので、スライスが減り、球が強くなります。プロが取り入れている一番の理由はここです。

ステップ1:トップで止めて「30cm内側」に入れてから打つ

シャローイングで一番大切なのは、切り返しで右手の力を抜き、左手首を柔らかく使って、ヘッドを内側に落とすことです。そのための練習がこれです。ピッチングウェッジなど短いクラブで行います。

  1. 普通に構えて、ハーフスイングより少し小さい位置(腰の高さくらい)までクラブを上げます。
  2. そこで一度、完全に止めます。流れでやらず、しっかり静止するのがポイントです。
  3. 止めた位置から、ヘッドを30cmほど体の内側に入れます。右肘が少し体に寄り、左手首の力が抜けて柔らかく動くのが目安です。腕の力で押し込まず、力を抜いたらヘッドが内側に「落ちる」感覚を探してください。
  4. 内側に入れた位置から、体の回転で打ちます。
シャローイングの練習ステップ1:腰の高さで止め、ヘッドを30cm内側に入れて体の回転で打つ

この練習は、最初はかなり難しいです。内側に入れたまま、いつもの打ち方をすると、下から入ってダフったり、手元が浮いてトップしたりします。最初はティーアップして、下から入ってもボールをとらえられる状態で行ってください。

慣れてきたら、肩の高さまで上げて同じことをします。手だけで上げず、体と腕が一緒に動くトップを作ってから、同じように内側に入れて打ちます。

この練習でできない人の共通点は2つです。トップから右手に力が入ってしまうことと、左手を強く握りすぎて柔らかく使えないことです。この2つが抜けないと、ヘッドは内側に落ちてきません。右手の力の抜き方は「脱力スイングのコツ3つ」も参考にしてください。短いクラブのショートスイングで、「上げる→止める→内側に入れる→回転で打つ」を徹底的に繰り返してください。ここが身につくと、ドライバーでも自然にヘッドがシャローに入るようになります。

ステップ2:クローズスタンス+スプリットハンドで「手元が浮く」のを直す

ステップ1で、トップからシャローに入れる動きは身につきます。ところが、ここでほとんどの人がはまる落とし穴があります。

シャローに入ったことで、今度はインサイドから入りすぎて手元が浮き、ボールに届かずトップするという症状です。

普通のダウンスイングでは、左手と肩の距離は腕の長さくらいです。シャローに入ると、左手が体の近くを通るようになるので、この距離が短くなります。その位置から、いつも通りの左手の下ろし方をすると、左手が体から離れていき、手元が浮いてしまいます。

つまり、シャローイングは「内側に入れる」だけでは完成しません。内側に入れたあと、左手を体の近くに通しながら、右手でしっかりクラブを下ろしてボールをつかまえるところまでセットで覚える必要があります。手元が浮く原因については「ゴルフで手元が浮く原因と直し方」でも詳しく解説しています。そのための練習がこれです。

  1. 足幅を極端に狭くし、クローズスタンス(右足を後ろに引く)で構えます。
  2. 両手を離して握ります(スプリットハンド)。右手が左手よりかなり下に来ます。
  3. この構えで打ちます。クローズスタンスにすると、体の内側にヘッドが落ちるスペースが自然にできます。右手が遠い位置にあるので、右手がしっかり仕事をしないとボールに届きません。
  4. 左手が体の近くを通り、右手がクラブを下ろしてリリースする感覚をつかみます。
シャローイングの落とし穴:左手が体から離れて手元が浮くNGと、クローズスタンス+スプリットハンドの練習

この練習をすると、「左手は近く、右手は仕事をする」という動きを、体が勝手に覚えてくれます。

2つの練習を合わせて、後方からチェックする

最後に、2つを合わせて通常のスイングで打ちます。意識するのは、次の2点だけです。

  • 切り返しで、右手がいたずらをせず、左手首を柔らかく使ってヘッドを内側に落とす(ステップ1)
  • そのあと、手元が浮かないように、左手が体の近くを通り、右手がしっかり下ろしてボールをつかまえる(ステップ2)

後方からのチェック方法:スマホを飛球線の後方、手元の高さに置いて、スロー撮影で打ちます。切り返しのあと、腕が地面と平行になったところで止めて見たときに、ヘッドが手元より低く、体の内側にあればシャローに入っています。ヘッドが手元より高く、体の外側にあれば、まだ上から下りています。

うまくいかないときの見分け方は簡単です。ヘッドはシャローに入っているのにトップボールが出るなら、原因はステップ2です。左手が体から離れて、右手が仕事をしていません。この場合は、ステップ2のクローズスタンス+スプリットハンドをやり直してください。

ダウンスイングでのクラブの通り道は「クラブの下ろし方」でも紹介しています。シャローイングは、身につけるのに少し時間がかかります。ただ、低く長いインパクトができるようになると、飛距離と方向性の両方が変わります。1回の練習で完成させようとせず、短いクラブで数週間かけて取り組んでみてください。

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🌅 ほりまるが、あなたに伝えたいこと

私がシャローイングで意識しているのは、構えとトップの2つだけです。

1つ目は、構えで「力こぶ」が見えるようにすることです。アドレスで、両腕の力こぶ(肘の内側)が正面を向くように構えます。腕が内側にねじれたまま構えると、クラブを上げたときにフェースが開き、切り返しでヘッドが外から下りやすくなります。

2つ目は、トップに向かうときに「ドアノブを反時計回りに回す」イメージを持つことです。ドアノブを握って反時計回りにひねるように、腕(ひじから先)を回しながらクラブを上げていきます。この動きを入れると、切り返しでヘッドが自然に体の内側に落ちて、シャローに下りてくるようになりました。ステップ1の「30cm内側に入れる」動きが、無理なくできるようになります。

シャローイングができるようになって一番変わったのは、インパクトで体が起き上がらなくなったことです。以前は、上から打ち込むのを嫌がって体が伸び上がり、手元が浮いていました。ヘッドが低い位置から入るようになると、前傾を保ったまま振り抜けるので、当たりが厚くなり、飛距離アップにもつながりました。

いきなり完璧なシャローを目指すより、まずは「力こぶが見える構え」と「ドアノブを反時計回りに回すトップ」の2つから試してみてください。

❓ よくある質問

Q1. シャローイングはアマチュアにも必要ですか?

スライスやこすり球に悩んでいる人には、効果が大きい動きです。逆に、すでにインサイドから入りすぎてプッシュやシャンクが出る人は、無理に取り入れる必要はありません。

Q2. どのクラブで練習すればいいですか?

ピッチングウェッジなど短いクラブで、ショートスイングから始めてください。短いクラブで動きが身につけば、ドライバーでも自然にヘッドがシャローに入ります。

Q3. シャローイングを始めたらトップが増えました。やめたほうがいいですか?

やめる必要はありません。それは、ステップ1ができてステップ2ができていないサインです。クローズスタンス+スプリットハンドの練習で、手元が浮かない下ろし方を覚えれば直ります。

Q4. レイドオフやクラブを立てる動きとは、どう違いますか?

動く場面が違います。レイドオフはトップでのクラブの向き(シャローイングの準備)、シャローイングは切り返し直後にヘッドを低く内側に落とす動き、クラブを立てるのはインパクトに向けてタメを保つ動きです。トップ→切り返し→インパクトの順につながっているので、順番に身につけると迷いません。詳しくは「レイドオフとは?」と「「クラブを立てる」とは?」で解説しています。

📝 まとめ

  • シャローイングとは、ヘッドを低く浅い角度からボールに入れるダウンスイングのことです。
  • メリットは、低重心のクラブと相性がよく飛ぶことと、クラブが外から入らなくなることです。
  • ステップ1:トップで止めて、ヘッドを30cm内側に入れてから、体の回転で打ちます。
  • ステップ2:クローズスタンス+スプリットハンドで、手元が浮かずに右手でボールをつかまえる動きを覚えます。
  • シャローに入っているのにトップが出るなら、原因はステップ2です。
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ほりまる
40代の会社員ゴルファー、ほりまるです。ゴルフ歴は約20年。平均スコアは95前後(ベストは86)で、安定して80台を出すことを目標に練習しています。長年スライスやショットの不安定さに悩んできました。このブログでは、実際に試した練習方法や失敗談を、同じように悩むアマチュア目線で紹介しています。